リーダーシップ5種類とその特徴を徹底解説

コミュニケーション


リーダーシップには種類があります。いろいろな分類はありますが、ここでは大まかに分けた5つの種類を説明します。組織の状況や目的、メンバーなどによって、必要なリーダーシップが違います。また、どれか一つだけに絞るというよりは、メインのリーダーシップに、必要に応じ数種類のリーダーシップを効果的に実施していくことが大事です。

必要なリーダーシップを考える時に役立てられるよう、種類と特徴の他に、メリットデメリットと活かし方なども記載します。リーダーシップをとる必要がある時にお役立てください。

リーダーシップ5つの種類と特徴

リーダーシップには、大きく分けて5つの種類があります。

①ビジョン型リーダーシップ

組織の目標や将来のビジョンを伝えて、その目標達成に向かってチームを引っ張っていく型のリーダーシップです。特徴的なのは、リーダーの考え方や人柄にメンバーが魅かれて一致団結するというカリスマ的な側面がある場合が多いということ。

メリット:チームメンバーから信頼を得やすい。同じ目標に向かってチームが一致団結しやすい。

デメリット:リーダーの軸がブレるなどした時に、チーム全体が崩れやすい。リーダーの尊厳が消えると、チームはバラバラになりやすい。

活かし方:チームをまとめて成果を出したい時に効くリーダーシップです。カリスマ性のあるリーダーが、チームの人達の自尊心を満たすような心得があれば大きな成果が出ます。

②コーチ型リーダーシップ

15名以下の組織に適したリーダーシップです。メンバー個々に対して定期的な面談の時間を設け、1:1の対話によって信頼関係を築きます。特徴的なのは、リーダーのコミュニケーション力の質に応じて成果が変わること。

メリット:リーダーは、個々の能力を理解できるので、的確な指示や役割分担を振ることができます。メンバーがリーダーから理解されていると感じられるため、人間関係も良好。定期的に1:1で対話をするので、信頼関係を築くことができる。

デメリット:リーダーのコミュニケーション力が低いと逆効果になりかねない。リーダーと個々のメンバーの関係が悪化すると仕事に影響しやすい。また、組織が大きくなると個々に対応するのが難しくなる。

活かし方:リーダーがコミュニケーション、特に”聴く力”を磨くことによって信頼関係を構築できます。またリーダーが客観的に個々を理解し活かすという視点で、的確な指示や役割分担を振ることができれば、大きな成果が出ます。

③目標達成型リーダーシップ

組織の目標達成を最優先に指示を出すリーダーシップです。特徴的なのは、利益や売り上げといった数字の目標達成が重要なので、短期の目標達成などに効果を発揮します。目標達成するために無駄な行動を分析し、理論的思考で必要な業務のみ行います。

メリット:短期間で組織目標が達せされる。また最短で結果を出すための仕事処理能力が向上するので各メンバーの成長が早い。

デメリット:目標達成のために過度なノルマやプレッシャーを与えられる機会が多く、メンバーからの反感や不満が出やすい。チーム力を維持するのに悪影響がある場合がある。

活かし方:短期間で数字目標を達成する場合に目標達成型リーダーシップを発揮しながら、反感や不満が出そうな個人に、例えばコーチ型リーダーシップを取り入れたりして個々を伸ばす。また、うまく競争(ライバル)意識を利用するなどして、チーム全体がいい雰囲気の中、目標達成型リーダーシップを実施すると大きな成果が出ます。

④民主型リーダーシップ

組織全体のメンバーの意見を吸い上げて、各意見をもとに組織の目標やビジョンを決めていくのが民主型リーダーシップです。特徴的なのは、組織全体の意見を取り上げるため、コーチ型よりも大きい規模で成果が出ます。

メリット:様々な意見を取り入れ、実行していくためPDCAを早くまわすことができる。意見を取り入れてくれるという意識から、メンバーは自分事として仕事に取り組むことができる。会社の課題や問題点を発見しやすくなるので会社としての成長が早い。

デメリット:メンバーから出る意見それぞれの方向性が異なる時に、判断やまとめることが難しい場合がある。意見の相違から内部で問題が発生してしまう危険性もある。

活かし方:自分とは違う意見が採用される場合でも個々が納得出来るような、また対立構造にするのではなく、多種多様な意見全体から新たなアイデアが生まれるような、ファシリテート力のあるリーダーがいれば成果が出ます。

⑤支援型リーダーシップ

支援型リーダーシップは、サーバントリーダーシップともいわれ「リーダーはまず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という考え方に基づくものです。特徴的なのは、リーダーはメンバーに奉仕して、導くような働きかけを行うということです。信頼関係を重視しているため、メンバーのモチベーション向上に効果を発揮します。

メリット:信頼関係を重視し、組織内の人間関係も円滑なので、離職率や人材の入れ替わりが最小限に抑えられる。個々が成長し、チーム力も育つ。

デメリット:短期的に数字目標を達成するような場合には向かない。リーダーの支援力とコミュニケーション力の差異によって成果が変わりやすい。

活かし方:今までは、管理・命令する事で組織を動かす「強制型リーダーシップ」が主流でした。しかし、ビジネスの環境変化が激しくなり、人材にも多様性が求められるようになり、従来の「強制型リーダーシップ」では対応できなくなってきた近年。それを解決するのが支援型リーダーシップです。もともと持っている特質が、支援型に向いているリーダーが行うことで成果が出ます。

まとめ

大きく分けた5つのリーダーシップの種類と特徴を紹介しました。いかがでしたか?
もうすでに実行しているものもあったでしょう。それにプラスして取り入れてみたいというものもありましたでしょうか?

実はどのリーダーシップをとる場合でも、相手を知るということなしには効果が出ません。知識よりも大事なのは”現状把握”特に目の前の相手を知るということです。

相手を知るためには、コミュニケーション力、特に『リーダーに必要な聴く力を磨くこと』が必須となります。相手を知ることを意識しながら、必要に応じた種類のリーダーシップを発揮していきましょう。

詳しくは『リーダーシップをとる!必要な3つの心構えと5つのスキル』記事参照

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