悩みが多い人の特徴「団子思考」とは?

リーダーに求められる知識とスキル

ぐるぐるといつまでも悩んでいる状態をスッキリさせる方法を今日はお伝えします。

悩むとは、考えているつもりで実は、ぐるぐると同じことを思い続け『建設的な思考ではない状態』のことを指します。

そして、この『ぐるぐる』の元となる思考、全く別の話を一緒くたにして考えていることを、私は『団子思考』と名付けました。

この団子思考に気づき、そして団子をひとつづつ分けて考えると悩みから抜け出せます。

悩んでいる状態から脱して建設的に考えることができるようになるのです。

それをこれから詳しくお伝えします。

団子思考とは?

先ほども書いた通り『全く別の話を、一緒くたにして考えている状態』を団子思考と私は名付けました。

他人がそういう状況になっていることには気づける人でも、自分ごとでは気づくことができずに『団子思考に陥っている』ことは多々あります。

こんな記事を書いている私自身も、自分ごとではしばしば陥ります。

しかし、団子思考という意識があるだけで、すぐに『今、私は団子思考に陥っているから、ひとまず分けて考えてみよう!』と建設的な思考にシフトすることができます。

団子思考の具体例

部下が全く言うこと聞かないし仕事ができない!と悩んでいる時。

「なんで、あいつは指示を聞かないんだ!」「あいつは仕事ができなくて困る!」などと、何度も同じことを考えたところで問題は解決できません。

「そもそも指示は伝わっているのだろうか?」「指示を理解できているのだろうか?」「やるべきことを理解しているのだろうか?」「仕事について本人はどう感じているのだろうか?」「本人のスキルや理解力はどのくらいなのだろうか?」

などと、事実を分けて『確認してみる』といいでしょう。

すると、

  • 指示の仕方を変えただけで、実は仕事はできる部下だった。
  • 本当に仕事ができないので、配置を変えるなど適材適所の対応を取った。

など問題点が明確になり改善点がわかります。

転職など人生の岐路に立っている時

転職など大きな決断をしなくてはいけない時、一長一短の条件が幾つかあって選択できず、ぐるぐると悩んでしまうことがあります。

「今の仕事は人間関係はきついけれど、お給料はいいんだよなぁ。」「お給料は良くなるけれど仕事はハードそうだなぁ。」「今より良さそうな会社に転職を考えたいけれど、お世話になった人の義理があるし。」

など、ぐるぐると悩んでしまうこともあるでしょう。

「団子思考に陥っているぞ」と気づいて、分けて考えることで決断できるようになります。

『収入』『やりがい』『人間関係』『キャリアデザイン』『ビジョン』『家族』など思いつく限りの項目をあげて、それぞれに対して自分が感じていることを言語化します。

『収入はこれくらい欲しい』『自分にとってのやりがいは「これとこれ」』『大切な人間関係はー』『理想の人生設計はー』など、挙げた項目ごとに自分なりの考察をします。

この考察で有効な質問は「自分が一番、大切にしたいのはなんだろう?」です。

『損得や正悪』も、もちろん大事な要素ですが、人生で最も大切なことは『自分自身が納得できるかどうか?』です。

ですから、一つ一つの項目について「本当はどうしたい?どうありたい?」と、自分の心に正直に考えることが大切です。

もちろん『損得で考えることが、自分にとって一番納得できる!』というのであれば『得をする方を選ぶ』と優先順位をつければいいのです。要は、誰がなんといっても自分が納得できることが分かればいいのです。

例えば、

『自分の本当の理想はA社に転職することだ!しかし、それ以上に自分は家族への安心を優先させたい。だからA社に転職したいけれど、家族にためにここに残ることを、自分が納得して選択する。』

現実はもっと複雑かもしませんが、項目に分けて考え、自分自身に問いかけ優先順位をつけることで見えてくるものがあります。

相手の言動に一喜一憂する時

相手には相手の考えや立場があるのに、それを本人に『確認』することなく「こうに違いない!」と自分から見える視点のみで判断して、怒ったり悲しんだりしているパターンもあります。

例えば、付き合っている彼からなかなか連絡が来ない時。

『彼からなかなか連絡が来ないこと』と『彼の自分に対する気持ちがなくなった』ということの間には、何の関連性もなく、何か事情があるだけかもしれないのに。

「連絡がないから気持ちがなくなったんだ!」と、決め付けて感情が揺れたり悩んだり。

本人に確認もせずに「あーだこーだ」と悩むのは団子思考の最たるもの。

わかりやすく恋愛に例えましたが、このパターン、組織内の人間関係でも割とあります。

悩んでいる状態をスッキリさせる方法

団子思考に陥っていることに気づき、事実や項目に分け、一つ一つについて考察し、優先順位をつけます。

「それらが分からないから、悩みなんじゃ・・・」と言われそうですが、違います。

色んなことをいっぺんに考えすぎて、自分がどうしたいかまで行き着けていないことが多いのです。

・相手のことを慮ったり、嫌われることを恐れたりする気持ちが先に立って、自分がどうしたいかを明確にしたくない。

・何か言い訳にできることに隠れていたいのに、明るみにされることを恐れて、自分がどうしたいか明確にしたくない。

など、不安や恐れがあって、明確にするのを自ら避けている場合もあります。

ですから、

まずは同じ思考でぐるぐると悩んでいると思ったら「あ!今、団子思考に陥っている!」と気づきましょう。

ここに気づくことが重要です。

『物事を分けて考える。一つ一つを明確にする。不安や恐れなども明確にする。そして優先順位をつける。』

この習慣がつけば、悩む必要がなくなります。

悩んだとしても「今、自分は悩みたくて悩んでいる」と納得できていたり、これは今考えても決められないのだから心の「保留箱」に一時入れておこう、と手放すこともできます。

この作業を頭の中だけで行うのではなく、必ず紙に書き出すか、もしくはワードやエクセルなどに打ち出しましょう。

頭の中は思っている以上に脱線するからです。

まとめ

お団子だって、全部を口に入れたら喉に詰まるけれど、一個づつ味わえば美味しく食べれます。

悩みも同じ。全部を一緒くたに考えたら詰まっちゃうけれど、一つ一つ分けて考えたら美味しく味わえます。

それにしても、団子思考はいたるところにあります。

悩んでいる時間を『考えている』と勘違いしている人もいますが、その悩みを分解して明確にしようとすることが『考える』というプロセスです。

弊社では、リーダー個々の悩みだけでなく、組織やチームの方向性などを決定したい時に、分けて考えるプロセスをファシリテートしてお手伝いしています。

このプロセスは何度か行えば、やり方がわかり習慣化されます。お気軽にご相談くださいませ。

プラスになる人材へ

新入社員の基本教育に限らず、ゆとり・さとり世代の意識問題、女性社員の派閥争いといったあらゆる問題に対応可能です。まずはお気軽にご相談ください。

詳しく見てみる

関連記事一覧