問題社員解決例③

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問題社員の解決実例、第3弾です。

今回は30名規模の会社に中途採用された大学卒27歳の男性です。面接では考えを流暢かつハキハキと答え、提出された文章も完璧。頭脳明晰・コミュニケーション力高いと思っての採用でした。

しかし・・・いざ、仕事になるとコミュニケーション力が低く、肝心のホウレンソウ(報告・連絡・相談)いづれも、ほぼ出来ない状態でした。

「これは必要がないと思った」「叱られると思って黙っていた」など自分勝手な解釈で、簡単な『ホウレンソウ』ができなかったのです。

面接など、事前に準備できる場合は、流暢に問題なく進めることはできるのですが、日常的なやり取りが全く『トンチンカン』という状況でした。

通常のコミュニケーションができなければ、仕事にならないとのことで、外部の私に教育を依頼されました。

この時、上司が求めるゴールはとても低く・・・『時間を守ること』『わからないことは質問すること』『最初はとにかくなんでも報告・連絡する、そのくせをつけること』でした。

大学卒の、社会人経験もある27歳を採用して、この教育レベルでいいのかと驚きつつ、週1回の面談をスタートさせました。

まず、背景として。
中学・高校・大学時代とも、例えば弁論大会などで活躍したりするなど。準備をしてそれらしく魅せることさえできれば、認められて褒められるという成功体験を繰り返していました。

だから、調べて論理的に且つ綺麗に魅せることには非常に長けていたのです。もちろんこの力は、通常の仕事ができた上でなら発揮できる、いい力になりえます。

次に友人や家族とのコミュニケーションはどうしているのか聞いてみると。過去に、困ったことや、挫折を一度も体験していないことがわかりました。なので、相談などする機会がなかったそうなのです。

本人は「問題はすべて自力で解決してきましたっ!」というのですが、それを細かく聞いていくと、とても些細な・・・問題とすら言わないようなことでした。ですから、そもそも「問題」にぶつかったことがなかったのです。

衣食住・家庭生活・学校生活・進路や就職などで、表面的にちゃんと魅せてさえいたら、何も困ることなく滞りなく、認められながら過ごせてきていたようでした。

会社へも実家から通っており、自分の頭で考えたり、他人を慮ることなく、快適な暮らしができている環境でした。

さて、時間を守ることに関しては、30分前が就業時間だという特別のルールを設けることでなんとか守れるようになりました。(たとえ15分遅れたとしても、実際には15分前に着いているので。それでもこの形が定着するのに3か月を要しました。)

次の「報告・連絡」については、対人間のコミュニケーションを学ぶところからのスタートです。例えば『もし、これを連絡しなければ、次の工程がどうなるのか?相手がどう思うのか?』という相手への、未来への想像力を育てることに、丁寧に取り組みました。

実際の仕事で起こった事例について、一つ一つ丁寧に一緒に考えていきました。現場では「おい!こんなこと、誰だって普通わかるだろう!」とキレてしまいそうになる程の事例でしたし、実際に、それを仕事中にいちいち教育していたら仕事にならないのです。

だからこそ外部の人間が必須でした。6か月という期間を経て『時間を守り、ホウレンソウができ、仕事の全体の流れや、先のことを考えて動ける人材に育ちました。

実は、いい大学を出て成績も良く、サークルやボランティア経験もあるというようなパッと見できそうな人が、実際に仕事をしてみるとコミュニケーションが取れない。相手への、また未来への、想像力が欠如していて、うまく仕事が流れない。というパターンは度々あります。単に「ゆとりのせい」とか「世代間ギャップ」なんて言ってられない問題だと私は感じています。

本来であれば、育つ過程で、また学校生活や社会生活の中で、自然に育つ、人間対人間のコミュニケーションや問題解決能力などを学ぶ機会を与えられないまま、大切に育てられてきたことが原因かと私は推測します。十分に愛されているので、問題を指摘しても、何が問題なのか理解出来ないという側面もあります。

しかし「頑張りたい!」「活躍したい!」とやる気は本物です。真面目に頑張るという面もあります。その、やる気や真面目さを活かして、根気よく具体的な事例から教育することが非常に大切なのです。この時点で「命令でやらせる」「罰を与える」という方法をとると、いつまでも理解出来ないままなので、注意が必要です。

また、この事がキッカケで『採用面接で騙されると大変なことになる!』と面接から関わらせていただくようになりました。

騙されると書きましたが、新人に「騙す」という意識が少しでもあれば、それは伝わりますが、本人は、ただナーンにも見えてなくて、ただ一生懸命なだけなので、普通の面接では見抜けなかったのだと思います。

しかし、少なくても面接で細かく突っ込んで対話すれば、自分の頭でどの程度考えているか?本当はどこまで見えているのか?話に具体性がどこまであるのか?実体験に基づくことか受け売りかは、わかります。そして、どんな人材を採用したいのか明確にして、マッチグミスを減らす準備が必要です。

今日は基本的なコミュニケーション力が欠如している大卒中途採用の教育に悩む、比較的軽めのパターンをご紹介しました。

他にも、いろいろなパターンがあります。一人一人が仕事を、そして人生楽しんでもらいたい!その結果、中小企業が元気になってほしい!という思いを胸に、どのようなパターンでも、本質的に関わることで解決しています♪

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