のびのび育てる、の落とし穴

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お母さんたちの話を聞いていると「子どもはノビノビ育てたい」とか「子どものためにいい環境を作りたい」とか「なるべく本物をたくさん経験させたい」などなどなど・・・。よく聞きます。これらは、親の愛情で、心情はとてもよく理解できます。もちろん悪いことではありませんが、強く思いすぎて頑なだと落とし穴があります。

どんな環境で育てようが、子どもは親の背中を驚くほどよーく見ているということです。どんなに子どもにノビノビする環境を与えても、その親が「こうせねば」と余裕がなく楽しめていなければ、その生き様の方が強く影響するでしょう。

「こうしなくっちゃ!」と頑張るよりも、自分自身がノビノビと生きている方が、環境を与えるよりずっと「ノビノビ」の影響を子に伝えることができます。

そして、ノビノビと生きている親は「こういう環境を与えたい」って必死にはなっていないってことなのです。もちろん、親自身が楽しんで、親子で楽しいのは、見ていても気持ちがいいです♪それは、心に「遊び心」と「アソビ(余裕)」があるということ。

ドライブでも、出発地点とゴールをひたすら往復するだけでは楽しめませんが、今日はこっちの道に行ってみようって旅心で遊んでみたり、また、ハンドルにもブレーキにも「アソビ」があるからスムーズに運転ができますよね。

そんな「遊び心」と「アソビ」が心にある人は、付き合っていても楽しくて気持ちがいいのですが「こうせねば」と頑張りすぎている人は、どこか窮屈です。なので、環境云々の前に、自分の心が楽しんでいるか?が非常に大切と私は思います。

そんな親の感情を子どもは、大人が思う以上に敏感に感じ取っています。

その一方で、昨日の記事にも書いた通り。親や環境に関係なく持って生まれた性格というものがあります。DNAを受け継いでいる部分ももちろんあるでしょうけれど、その子が本来持っている性格というのもあります。

だから、良かれと思って与えた環境がその子にとっては迷惑だったりということも起こりえます。

『じゃぁ、どうすればいいの?』

はい。結局は、思う通りにしたらいいと思います。元も子もないですが。

子どもにとっていいことしたいっていうのは親の気持ちなので、素敵なことですよね。その親の気持ちそのまま、好きにしたらいいと思います。

どんな環境を与えようが、どんな生き様を見せようが、子どもは、それに影響を受けながら、いい刺激や反面教師や、いろいろなその子なりの吸収をして育っていきます。親も子どもから影響を受けて、お互いに育ち合っています。だから、何でもいいのです。何でもいいので、それもこれも、いいのです(笑)親が思った通りにすればいい。全部正解です!

例えば、怒鳴りあいが多い夫婦の子どもは、外からはいい環境に見えないかもしれませんが、それがどう影響するかはわかりません。反面教師にして大人になって優しい夫になるかもしれません。何がどう影響するかわからないのが子育てなのです。

『なんでもいいなら、何が落とし穴なの?』

はい。のびのび育てたいと、強く思いすぎている親ごさんと話すと、本当に大切にしたいことは何なのかなって思います。強い不安を感じる場合もあります。そんなお母さんの気持ちをほぐしたり癒したりが大事かなって・・・。

「ノビノビ育てたい」というその感情が。本当に子どものためなのか、自分のためなのか、掘り下げてみると面白いかもしれません。

ノビノビした環境にいようがいまいが、どんな場合もその人次第。どんな、何からでも、何かを学んでいるのです。どんなことにも一長一短があって。そして、どんなことも学びのために必要な「体験」なのだということ知って欲しいと思います。

でないと将来。

「のびのび育てる環境を与えることができなかったから、こうなったんだわ。」

「のびのび育てたのに、どうしてこうなったのかしら。」

という日がやってきます。

いえいえ、その環境と「そうなった」ことに因果関係はありません。どう影響するかはわからないのですからね。それが落とし穴なのでした。

このように、学校をはじめ(←今まで、何度か記事に書きました)、親も「こうしたらこうなる」という、なんだか短略的な思考が多いような気がします。子どもの方が、ちゃんと感じ取ってわかっている場合が多いのです。親はそのことに気づかないし、子は言語化や表現ができないから、悪循環になることも。

だから、言語化にチャレンジしますが、半世紀生きていても、なかなか難しいものですよ(笑)