「そうなんですね」は魔法の言葉?

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ある管理職社員のAさんから相談を受けました。

「同期の同僚Bさんが、会社の体制などについて、こうしたらいいのにって文句を言ってくるので。だったら提案してみれば?と言うと、2言目には『どうせ無理』っていつも言うんです。だからその度に『私は、提案が通るだけの行動はしているし、ダメな時もあるけれど、通るためにできる事、やってるよ。どうせ無理なんて、まだ何もしてないでしょう?』って、ついムキになっちゃうんですよね。」

Aさんは、確かに色々アイデアなどを社内で形にしています。Bさんは、Aさんが自分より活躍していて、少し焦っているという心理も伺えます。

Aさんからの相談内容は「どうせ無理、という言葉に毎回反応して、ついムキになってしまうし、他に言い方ないでしょうか?」というものでした。

その答えとして、

反応したって感じた瞬間に、反応するのではなくて。反応したってことに意識的になって、その時こそ。

「そうなんですね」とか「あなたは、そう思うんですね。」と返事してみたらいかがでしょうか?

「そうなんですね」も「あなたは、そう思うんですね。」も、どちらも自分を一切曲げていない。心の中で、私は違うけどね、と思っていても成り立つ言葉なんです。

という話をしました。

言葉に反応してしまう時は、相手の無意識の心理ゲームに巻かれている場合もあります。

例えば、この例でもBさんは「どうせ無理」ということを言いたいのではなくて、仕事ができるAさんに、自分の何か(焦りや嫉妬や弱さや・・・)を理解して欲しくて言っているのかもしれません。何かの心理が働いて、無意識に、ついその言葉を繰り返してしまう。そして、その心理から出た言葉にAさんも毎回、反応している。という状況かもしれないのです。

だから、心が反応している時こそ「そうなんですね」とか「あなたはそう思うのね」と、ただ、そのことだけを受け取る。

「自分とは違うけれど、あなたはそうなんですね。」という意味です。

ただ言葉に反応してしまう時は、相手から投げられた綱を受け取って、お互いに心の綱引きをしてしまうのですが。投げられた綱の一方を、こちらが引っ張らなければ、綱引きにならない状態です。これは一度やってみると、感じると思いますが・・・客観的になれます(笑)

言葉通り「アァ、この人はそう思っているんだな」と、ただその状況を観察することができます。誰かの言葉に、心が反応した時に、ぜひお試しください!

「そうなんですねー。」
「あなたは、そう思うんですね。」

そうやって『反応』しなくなると、相手は「じゃぁ、どうしたらいいんだろう?」と自分で考えるしかなくなります。

また、いろいろな場面でも使えます。例えば「あなたって、○○よねー。」などと、勝手に決め付けられたりすると、つい「違います!」と反応したくなります。そんな時にも「あなたからは、そう見えるんですねぇ。」などと、反応せずに、言葉だけを受け取ってみましょう。心にゆとりができること請け合いです。

お互いにとって、いい結果になる魔法の言葉。心が反応している時こそ、お試しあれ♪