必読!自覚のないトラブルメーカー社員にお困りの方へ

人間関係が原因で退職する、入れ替わりの多い職場はトラブルメーカーの存在が疑われます。

今回は、仕事はできるし上司からのウケもいい、一見それとはわからないサイレント型トラブルメーカーの事例です。

たった一人のトラブルメーカーのために、深刻な人材不足に陥ってしまった福祉系の企業でした。

仕事熱心で評価も高い社員が

中途採用3年目のDさんは、仕事熱心な社員でした。同僚や新人への指導が多少行き過ぎることもありますが、それも熱心さゆえと上司からは見えていました。

しかし、Dさんが入社後、半年ほど経ってから、新人が次々に辞めてしまい慢性的な人手不足に陥っていきました。

はじめのうちは上司も「最近の人は、多少のことですぐに辞めてしまう。」と思っていたそうですが、他に原因があるのかもしれないと外部コンサルタントを導入しました。

依頼された時は、全く原因はわからなかったそうですが、上司やDさんとの対話でDさんが、本人も全く無意識でサイレントトラブルメーカーになっていたとわかりました。

コンサルティング実施

Dさんに自ら気づいていただきたかったので、原因をお伝えせずにDさんのコンサルティングを開始しました。

Dさんは仕事熱心なのは事実でしたが、そのモチベーションは「人から自分の価値を認められたい」「愛されたい」でした。

これは、Dさんのマイナス感情を掘り下げた対話によって、本人も無意識の深い欲求を言語化し、本人が腑に落ちた感覚です。

それはDさんの成育期に培われたものでした。

トラブルメーカになりうる人は、成育期に愛情不足や何かしらのトラウマを抱えている場合は多いです。

もちろん、愛情不足でもトラウマを抱えていても、トラブルメーカにならない人の方が多いので、要因の一つでしかありません。

Dさんの場合は、成育期の愛情不足から「価値を認められたい」「愛されたい」という欲求から・・・

自分にとっての敵と味方を心の中で分類する習慣や、自分の存在を脅かす(つまり自分より魅力のある)人を、いい人を装いながら辞める方向に持って行く巧みな心理技を『無意識』のうちに身につけていました。

本人は無意識の場合が多いのです。

このような場合、一番大事なことは、Dさん自身の心が癒され落ち着くことです。

週1回のコンサルティングでマイナス感情から掘り下げる丁寧な対話を積み重ねることによって、Dさん自身が自分を受け入れ、自分の深い欲求を言語化できました。

その結果、無意識で行っていた『敵と味方に分ける』『人を巧みに排除する』『必要以上に頑張って認めてもらう』などの必要がない!という心の状態になりました。

無意識の心理から行っていた習慣ですから、心が落ち着けば、その心が必要とする習慣が積み重ねられます。

Dさんは本来、仕事が好きで、人から喜ばれることが嬉しい性格でした。

心が落ち着いて、無意識の習慣を手放せたことで、同僚・上司ともいい関係を築きながらいきいきと働いているそうです。

このような深い心理からくる無意識の習慣を持ったままだと、人を変えても場所を変えても、ずっと似たような問題を起こし続けてしまいます。

本人も周りも辛いでしょう。

心が落ち着いて無意識の習慣を手放し、本来の自分を取り戻して仕事をすることは、自分も周りも幸せにすると、この事例で再認識できました。

まだある!サイレントトラブルメーカー事例

本人も周りも気付かずにサイレントトラブルメーカーになる例を2つご紹介します。

①問題解決をしようとしている本人がトラブルメーカーになっている場合。

例えば『職場内の男女差別を無くそう!』と人を巻き込みながら情熱をかけて運動していた、その本人が異動になって、いなくなった途端に、そもそも男女差別などない雰囲気のいい職場になったなどです。

私が保育士時代も、大声で叱る怖い先生がいない日の方が子どもたちは静かで落ち着いていました。

これらは、問題にフォーカスしすぎるあまり、問題がクローズアップされるけれど、そもそも問題はなかったという例なのですが。

この例で怖いのは、このように問題をクローズアップすることで、本当に深刻な問題に発展しまうことです。

逆に問題として取り上げないために、いつまでも解決できないという例もあるので、見極めが大事です。

②確認することを知らない(できない)などの場合。

例えばプロジェクト推進のプロセスで先輩から「これはこうじゃない?」と言われた時に「あれ?上司からは違うことを言われてたけれど、先輩からはこう言われちゃった。どうしよう?」と悶々と悩む人がいます。

本来は、悩む間もなく、単にその場で確認すればいいのです。例えば「上司から○○と指示を受けていますが、どうしましょう?」

「このように理解していたのですが、もう一度教えていただけますか?」

などと確認すれば、その場ですぐに解決できます。

しかし「どうしよう?」と悩んで、その場では確認せずに、同僚など第3者に相談する人がいます。

「先輩からこんな風に言われちゃった!どうしよう?」

当事者に確認さえしたら、何も問題がないのに、関係ない人に相談してコトを複雑にしてしまいます。

しかし、本人は複雑にしたくてそうしているわけではなく、ただ確認するということを知らないだけの場合が多いのです。

まとめ

サイレントトラブルメーカーは、本人も無意識です。

しかし、最初の例のように、成育期の愛情不足により複雑な心理戦の習慣を身につけているような場合でも、

また、後の2つの例のように、必要なコミュニケーションを知らないだけで複雑にしてしまう場合でも。

いづれも外部の専門家を入れることで解決できますし、社内で知識と経験を積めば解決できます。

ただ、解決はシンプルですが、人間の心はそれぞれなので「この例だと、このノウハウ」というような、フレームワークのように当てはめて解決することはできません。

答えはいつでも相手の中にある、ということを忘れずに『本質を見極める』ことが最も大切です。

人がなかなか定着しない、離職率を下げたい!そんな風に感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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